看護職員インタビュー

保健師

米田 芳恵

富山県砺波厚生センター

保健予防課 地域保健班

<看護職になって通算>9年目(H30)
<現所属>3年目(H30)

米田 芳恵

保健師を目指したきっかけは何ですか?

上京して看護師として働くなかで、経済的な問題や支援者となりうる方がいない患者の退院支援に携わる事が多く、医療者側としても不安を感じることがありました。そのような経験から、患者も医療者側も安心して退院を迎えることができ、患者自身が地域でも安心して生活ができるようなサポートができるようになりたいと感じたことがあり、地域看護のことをもう一歩踏み込んだ勉強がしたいと考えたことがきっかけで保健師に興味をもちました。今後自分が看護職としてもどう在りたいかを見つめ直したとき、生まれ育った富山県で保健師として働きたいと考え、富山に戻り、保健師学校に入学しました。

実際に保健師になってみてどうですか?

仕事は楽しく、日々充実しています。保健師は地域の課題を施策化するにあたり、自分の裁量で仕事を進めることができるので、とてもやりがいのある仕事だと思います。また、精神保健や難病、結核関係の支援を通して、当事者や家族、関係機関ほか地域の方々とも関わるなかで、やはり保健師は地域に根ざした仕事であり、人との関わりやつながりを大切にする仕事だと感じています。
新任期には集合研修だけでなく、新任期トレーナー研修という厚生センターを退職された保健師さんに一緒に家庭訪問支援に同行していただき、助言指導をしていただける機会があります。自身の日ごろの関わりを見つめ直し、保健師として学びたい事や必要な視点を学び深めることができるので、恵まれた環境で学びながら働く事ができていると思います。

保健師のやりがいや難しさを教えてください。

入庁時から、難病患者さんを対象とした相談会の企画運営や、ボランティアさんの育成事業に携わっています。多くの患者さんや地域の支援者のみなさんとの出会いがあり、保健師としての楽しさややりがいを感じます。参加者の中には体調が不安定でも活動を楽しみにされている方がおり、参加者の笑顔から得られるものは大きいです。
その一方で難しく感じることは、精神疾患の対応困難事例への支援です。家屋環境や家族状況が整っている方ばかりではなく、地域に出て驚く事が多いです。そんな時は、保健師としてだけでなく、まだまだ人間力も必要だと感じます。当事者に対して、上司や先輩が誠実に対応する姿から、支援はもちろんのこと、話し方一つでも学ぶことが多いです。警察や地域の関係機関からの相談も多く内容も様々なため、改めて厚生センターの役割の幅広さを感じます。

仕事で大切にしていることはどのような事ですか?

対象者の気持ちに寄り添った支援を心がけることです。相談の助言や対応に悩むことが多いため、自分一人で判断せず、自分なりに考えながら上司や先輩職員に相談し助言を得るようにしています。相談内容が複雑化する中で、対象者の気持ちに寄り添うためには、相談目的や内容を十分に理解して対応する事が重要です。一緒に悩みを共有しながらも、相談者の悩み事を相談者なりに見つめ直し、自己選択できるようなサポートができるようになれたらと日々感じています。

休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。

2歳半の子どもがおり、家に帰ると子ども中心の生活です。仕事が終わると保育園のお迎えや夕食の準備、風呂、洗濯などなど…やらなければいけない事は盛り沢山ですが、バタバタしながらも一つひとつ楽しみながら過ごせているように思います。子どもの何気ない成長を感じること、一緒に遊んで楽しむことが自分の活力源になっています。

これから保健師を目指す方へのメッセージをお願いします。

私自身のことで言えば、看護師として働きながら保健師を目指すことは勇気と体力が必要で不安もありました。その分、今このように保健師として県政に携われることはとても誇り高く、県民の皆さんの役に立てるように努力しなければならないと日々感じています。
前向きな気持ちとチャレンジ精神を忘れずに、一緒によりよい富山県づくりを目指して頑張る仲間が増えると嬉しいです。富山県保健師、楽しいですよ。

病院のPR

砺波厚生センターの保健師は、精神保健や難病保健、結核関係、母子保健等の他幅広い分野において地域の方々に携わっています。訪問指導では、実際に家に伺って生活の様子を聞きながら相談に対応しており、相談者や地域、関係職種とのつながりを大切に支援に取り組んでいます。
職場には保健師の他、医師や栄養士、薬剤師…他多くの資格をもつ職員がいます。職場内だけでも多職種からの助言や情報を得られ、いつも身近に多職種連携を感じながら協働することができます。