認定看護師

認定看護師

加藤 直美

富山西総合病院

女性外来

<看護職になって通算>28年目(H30)
<現所属>1年目(H30)

加藤 直美

認定看護師を目指したきっかけは何ですか?

当院のサテライト施設である女性クリニックWe富山ブレストケアに働き始めたことがきっかけです。当初、ブレストケア配属の看護師は私一人でした。多少なりとも乳がんの患者さんと携っていましたが、ガイドラインに沿った抗がん剤治療やホルモン治療などの知識、乳がん特有のケアであるボディイメージの変化へのサポートやリンパ浮腫予防などを私一人では十分に行うことができない現状がありました。多くの病院がある中で、患者さんは当クリニックを選び治療を受けに来ています。専門クリニックだからこそ看護の面でも十分なケアをしたい、その為にも乳がんの専門的知識やケアを学ぶ必要性を感じ、乳がん看護認定看護師を目指したいと思いました。

実際に認定看護師になってみて良かったことはなんですか?

乳がん看護認定看護師になり、専門的な知識を得たことは勿論のこと看護の視野が広がったこと、そして同じ志を持っている仲間が増えたことです。情報社会の中、患者さんやご家族、スタッフからも多くの質問を受けます。その質問に対してエビデンスに基づいた説明を行い、ケアの面において自身の経験知や同じ志を持っている仲間から得た情報を網羅し、患者さんやご家族、そしてスタッフに提供することができるようになりました。治療に伴う不安など、患者さんやご家族の思いを推察し、先取りした看護を提供することで信頼関係が築きやすくなったことが、認定看護師になって良かったと実感するところです。

認定看護師のやりがいや難しさを教えてください。

今から結婚や出産を考えている若年層の患者さんやご家族の関わりが特に難しいと感じています。乳がんに罹患することで、人生において多少なりともプライオリティの変更を余儀なくされ、出産を諦める方や結婚に躊躇する方などもいらっしゃいます。その中で、患者さんの悩みを聞き思いに共感し、患者さんが求める情報を提供していくことで、患者さんが乳がんである自分を受け入れ、新たな目標に向かう姿を見ることが嬉しく、私自身のやりがいに繋がっています。

仕事で大切にしていることはどのようなことですか。

乳がん患者さんとの関わりは、胸のしこりを自覚した時点から始まり、すべての治療が終わった後10年もの経過を辿ることになります。その間“再発”が頭から離れないと言われる患者さんが多くいらっしゃいます。少しでも辛い思いが表出できるように、患者さんやご家族が外来に受診された際には可能な限り声掛けし、思いを吐露できる環境作りを大切にしています。また、乳がんの患者さんとの関わりの中で、後輩スタッフが看護師としてのやり甲斐や看護の楽しさを見出せるような機会を意図的につくるように心掛けています。

休日の過ごし方やリフレッシュ方法を教えてください。

休日に認定看護師として活動することもありますが、仕事のON・OFFの切り替えをしっかり行なうように心がけています。年齢を重ねるごとに身体を癒せる温泉に行くことが多くなり、また頑張った分だけ自分にご褒美と思い、エステなどに行き、身体も心もリフレッシュしています。

これから認定看護師を目指す方へのメッセージをお願いします。

どの分野に興味を持つかはそれぞれ違いますが、自分の得意分野を持つことは自分の強みになると思います。認定の教育課程の学びは決して楽なことではありません。しかし、学んだ分だけ自分の成長に繋がり、看護師としてのやり甲斐、そして生き甲斐にもつながると常に思っています。学ぼうと思った時期がタイミングであり、皆さんそのタイミングを逃さないで欲しいです。

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当院は、特定の医療行為を行う看護師を育成する研修機関として国から認定を受け、平成29年10月から「栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」についての研修が開校されています。受講生は当院の看護師4人で、私もその一人として特定行為研修を受講しています。新たなことを学ぶ楽しさ、また従来の仕事をしながら研修を受けることができる環境に感謝しながら日々頑張っています。